作り方徹底解説!ハンドメイドで簡単に作れる人気のハーバリウム基礎知識まとめ!

こんにちは。

ohananaomachi〜おはなのまち〜の玲菜です。

突然ですが、今話題の「ハーバリウム」についてご存知ですか?

ここ1、2年で急激に普及したハーバリウム。

お花屋さんや雑貨屋さんなどでよく見かけるようになりましたよね!

しかし、お花屋さんや雑貨屋さんよりも、最近は個人で作ってプレゼントしたり、ハンドメイド作家さんがネットやイベントを通して販売していることの方が多いのではないかと感じます。

今回は、そんなハーバリウムについて、初心者から上級者まで作り方やおすすめのオイルなどわかりやすく解説します!

ぜひ、最後まで読んで作品作りやプレゼントの参考にして見てくださいね!

そもそもハーバリウムとは・・・?

ハーバリウムとは、もともと「植物標本」の意味を持っています。

根っこがついた植物を、標本にして保存するために作られていました。

しかし、それをインテリアとして長く楽しめるように改良されたものが、今大人気のインテリアハーバリウムということです。

そのようなインテリアハーバリウムの中に入れる植物は、ドライフラワーやプリザーブドフラワーなどの水分を含まない植物が適しています。

そのため、フレッシュフラワー(生花)は植物に水分をたっぷりと含んでいるため、ハーバリウムにすると腐食が進んでしまい、適しているとはいえません。

また、水分を含んでいないという意味では、アーティフィシャルフラワー も中に入れることは可能です。

そのような理論で作られたハーバリウムは、通常数ヶ月〜1年はそのまま美しい状態で飾ることができますが、中に入れる植物や保存状態、ボトルを置いておく環境などによって中のオイルや植物がやや変色する場合もあるので、覚えておくといいでしょう。

ハーバリウムに適した花材

先ほど、ハーバリウムのは水分の含んでいないプリザーブドフラワーやドライフラワー、もしくはアーティフィシャルフラワー が適しているとお伝えしました。

ちなみにプリザーブドフラワー 、アーティフィシャルフラワー についてわからない方は、合わせてこちらの記事に目を通しておくことをおすすめします!

大人気の枯れない本物のお花!プリザーブドフラワー 基礎知識まとめ!

生花のような造花!?アーティフィシャルフラワー基礎知識まとめ!

木の実や観賞用のドライフルーツをポイントに入れても可愛く作れます!

ちなみに、プリザーブドフラワーを使用する場合、プリザーブドフラワーが作られた季節やメーカー、花によってもひとつひとつ着色料の量などが異なります。

そのため、中にはハーバリウムの中に着色料が溶け出してしまうこともあります。

心配な方は、少量のオイルの中に花材を数日〜数週間浸して見るなど、事前にテストしてみるのもいいかもしれません。

ドライフラワーを使用するときも同様です。

もし、ご自身で生花からドライフラワーを作ってハーバリウムに使用する場合は、少しでも水分が残っているとそこから腐敗してしまう可能性が高いため、しっかりとドライにしてから使用することをおすすめします。

ハーバリウム専用オイルについて

ハーバリウムに使用されるオイルは、大きく分けて2種類あります。

それがミネラルオイルシリコンオイルです。

ミネラルオイルは、シリコンオイルに比べて低価格な上に花材もやや浮きにくいので、初心者の方やたくさん作りたい方におすすめです。

逆にシリコンオイルは、花材の色落ちがしにくいため綺麗に保ちやすいのですが、ミネラルオイルに比べて価格は少々高めで、花材もやや浮いて来やすいため、上級者やお花屋さんなどのプロの方、こだわって作りたい方などにおすすめです。

ちなみにミネラルオイルは、流動パラフィンというベビーオイルにも使われている原料でできています。

そのため、万が一手についてしまっても害があるものではないので、ウエットティッシュや石鹸でよく手を洗えば落とすことができます。

しかし、ほとんど匂いもないため、小さなお子様やペットが誤って口に入れてしまわないよう十分にお気をつけください。

ハーバリウム を販売したり、プレゼントする際には蓋を開けずにそのまま楽しむものであることや、お子様が誤って口に入れないよう事前にきちんと伝えておきましょう。

ハーバリウムの作り方

1 花材や道具を準備する

まずはプリザーブドフラワーやドライフラワーなどの花材、お好みのビンとオイルを用意します。

ビンはオイルが漏れてこないよう、しっかりと蓋が閉まるものを準備してください。

オイルは先ほどお伝えしたようにミネラルオイル、シリコンオイルのお好みのものをお選びください。

あとはオイルに入れた花材を綺麗に見せるよう向きを調節するための長いピンセットや、なければ割り箸などを用意しておくと便利です。

2 ビンの3分の1から半分くらいのところまで花材を入れる

早速花材をビンの中に入れていきましょう!

まずはいきなりビンの全体に花材を入れて埋めてしまわず、小さなビンなら半分くらい、長細い大きなビンなら3分の1くらいのところまで入れます。

プリザーブドフラワーのアジサイだとふわふわ可愛らしい雰囲気に、ドライフラワーのスターチスなどを入れるとよりナチュラルで自然的な雰囲気になるなど、入れる花材や量によって雰囲気が全く異なります。

ぜひ、テーマを決めて花材を選んだり、プレゼント用でしたら送る相手のイメージを考えながら花材を選んでみてください!

3 花材を入れたところまでオイルを注ぐ

次に先ほど花材を入れた3分の1、もしくは半分のところまでオイルを注ぎます。

入れた花材が隠れるところまで注いでください。

一度にビン全体にオイルを注いでしまうと、オイルの重さで花材が下の方に沈んだまま、なかなか浮いてこれずに固まってしまうので、数回に分けて入れていきます。

ビンの大きさによって少しずつ花材やオイルを入れながら、ピンセットや割り箸で微調整していくことで、お花の向きやバランスが整った思い通りのハーバリウムを作ることができます。

4 先ほどの2・3を繰り返し、ボトルの上部まで花材とオイルを入れる

花材を入れてからオイルを入れるといったことをビンの上部まで繰り返します。

このとき、オイルを満タンに入れず、やや空気を残しておくことが大切です。

オイルは室温が高い場所などにおいておくと熱によって膨張し、体積が増えることがあります。

それによってオイルが漏れてこないよう、空気を少し残しておいてください。

5 上部まで花材・オイルが入ったらすぐに蓋をせず、しばらく置いておく

オイルを入れた際は、花材の隙間などに入ってしまった空気が徐々に上に上がってきます。

すぐに蓋を閉めると、そのような気泡がビンの中に残ってしまうことがあるため、蓋を閉める前に数分置き、気泡が上がってくるのを待ちましょう。

上がってきた気泡は自然に潰れるものもあれば、潰れないまま上に残っていたら爪楊枝などで潰してあげると、気泡のない純粋なハーバリウムを作ることができます。

ある程度置き、気泡がなくなったらしっかりと蓋を閉めて完成です!

完成したハーバリウム、航空輸送はできるの?

せっかく完成したハーバリウムですが、基本的には航空輸送はできません。。。

しかし、使うオイルの種類にもよりますが、ミネラルオイルはベビーオイルと似ている成分のため、航空法上の危険物の対象ではありません。

きちんと説明をして容認してもらうことができればボトル1、2本程度をスーツケースに入れて運ぶ程度なら持ち運べる場合もあります。

ですが、確実に持ち運べるというわけではないので、心配な方は航空会社にあらかじめ問い合わせて見ることをおすすめします。

もし確実に遠方に送りたいという場合は、陸上輸送もしくは海上輸送で送ったほうが確実かもしれません。

ハーバリウムの捨て方は・・・?

完成したハーバリウムが時間が立つにつれやや変色してきた、別のものを作りたいなどで中のオイルを廃棄する場合は、通常の油と同じ方法で行ってください。

どの町な油(オイル)であってもそれをそのまま排水溝や流しに捨てることは法律で禁止されています。

そのため、牛乳パックやポリ袋などに古新聞などを詰め、そこにオイルを染み込ませて可燃ゴミとして捨てます。

また、中に入れていた植物も同様に可燃ゴミになります。

安全なオイルといっても油ということには変わりないので、環境への配慮を考えて必ず水道には流さず、可燃ゴミとして取り扱うようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?

ハーバリウムについて少しでもお分かりいただけましたでしょうか。

今では簡単に手作りでハーバリウムを作ることができるので、気になっていた方はぜひ一度チャレンジしてみてくださいね!

また、お家で簡単に趣味程度にやってみたいというかたは、ハーバリウムで使用するビンについて、ネットや資材屋さんで簡単に手に入れることができますが、もっと手軽に作ってみたい場合、自宅にあるジャムのビンなどを使って作ることもできます!

その際はビンにジャムの汚れや水気が残らないよう十分に煮沸し、よく乾かしてから使用してください。

よりオリジナルで可愛い、自分だけのハーバリウムが作れるはずです!

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

投稿者プロフィール

佐藤玲菜(ohananomachi)
佐藤玲菜(ohananomachi)
佐藤玲菜(さとう れいな)
群馬県出身。1993年生まれのプリザーブドフラワーデザイナー。
学生時代より好きを仕事にしたいとの思いから、24歳で仕事を辞め、個人事業主としてオリジナルブランド「ohananomachi(おはなのまち)」を立ち上げる。
渋谷・横浜・池袋などの百貨店にて作品販売やワークショップを行ったり、オーダーメイドであなただけの大切な一品をお作りしています。
好きを仕事にしたい人に向けて、過去の経験や女性が幸せに生きるための情報も発信中。
好きなことは、ものづくり、ライブや舞台に行くこと(嵐・ABC-Z・aiko)、海外旅行。
好きな映画は「LALALAND」。

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