大人気の枯れない本物のお花!プリザーブドフラワー基礎知識まとめ!

こんにちは。

ohananomachi〜おはなのまち〜の玲菜です。

 

お花やさんやネット通販でもよく見る、プリザーブドフラワーについてご存知ですか?

「名前だけ知ってるけど普通のお花と何が違うの?」

「枯れないって聞くけどどういうこと?」

「プリザーブドフラワーはどれくらいもつの?手入れはどうしたらいいの?」

 

と、疑問に感じている方も多いと思います。

今回は、そんなプリザーブドフラワーについての疑問や基本的な知識についてご紹介します!

 

プリザーブドフラワーって何?

プリザーブドフラワーとは、本物のお花(生花)の水分を抜き、長期間楽しめるよう特殊な液体につけ、保存加工(プリザーブド加工)されたお花のことです。

生花をプリザーブドフラワーにする際は、まず花が最も美しく咲いている状態の時に摘み取り、脱水作用のある脱色液につけます。

そして脱色した花を潤滑液入りの着色液につけ、液から取り出したら乾燥させます。

そのようにして作られたプリザーブドフラワーは、まるで生花のように水々しく美しいまま長期保存をすることができるため、「魔法のお花」と呼ばれることもあります。

ちなみにプリザーブドフラワーにする際に使用した液体は、一度使うと品質が落ちてしまうため、何度も再利用して使うことはできないそうです。

生花よりもプリザーブドフラワーが高価な理由は、プリザーブド(保存)できる分、その過程にかかった時間や手間などの加工によるといっても過言ではありません。

 

 

プリザーブドフラワー が人気の理由って?

1 水やりがいらないので、シニアの方にもピッタリ!

 

お花を保管する上で大変なのが水やりですよね。

あげすぎてもあげなすぎても枯れてしまう生花と違い、プリザーブドフラワー ならお水をあげる必要がないので、体の自由がききにくくなってきたご年配の方や、忙しい方、面倒くさがりな方にもピッタリな贈り物です。

 

2 本物なのに生花よりもはるかに長持ちする!

 

本物のお花を使用しているにも関わらず、水分を抜き保存加工してあるので生花の水々しさ、美しさを長く保つことができます。

生花だと1週間〜長いものでも1ヶ月ほどで枯れてしまいますが、プリザーブドフラワー だと数年単位で楽しめます。

生花に比べてやや値段が高いと感じる方もいらっしゃるかと思いますが、長期間綺麗なまま保てる分、長い目で見るとコストパフォーマンスがいいところが嬉しいですね。

 

 

プリザーブドフラワーの歴史って?

フランスのヴェルモント社が1991年に特許保存技術を発表し、「寿命の長い花」として世界中のフローリストがその技法を取り入れ、瞬く間に世界中に広まりました。

しかし、昭和初期から保存料としてグリセリンを使用して、趣味として花を楽しむ人たちはいたということなので、ヴェルモント社がプリザーブドフラワーの起源ということではないとのことです。

長期間美しいまま保存できることや、生花に比べて軽いなどの利点から、現在ではウエディングブーケなどに利用されることも多くなりました。

そのようなプリザーブドフラワーは、ヨーロッパやアジア、オーストラリアなど世界中で育ち、現地で一輪ずつ丁寧にプリザーブド加工されています。

日本でのプリザーブドフラワーの需要は9割以上が薔薇のため、薔薇の世界的産地と言われているコロンビアやエクアドル産の薔薇を使うことが主流となっています。

 

プリザーブドフラワーの寿命、保存期間、日持ちって?

先ほどもプリザーブドフラワーは枯れない「魔法のお花」などと言われていることをお伝えしましたが、実際はどうなのでしょうか。

プリザーブドフラワーの寿命は保存期間は、温度や湿度によって変わってきます。

そのため、直射日光の当たりやすい日向や、湿度の高い場所に長時間おいておいたりすると、変色や水気なので花びらがボロボロになってきてしまい、寿命が短くなってしまいます。

プリザーブドフラワーに最適な湿度は、30%〜50%と言われています。

日本では、梅雨の時期など湿度が80%以上になることもあるので、クリアケースに入れて保管したりと保管場所を考えることが大切です。

そのような温度や湿度を適正に保てば3〜4年、さらに保存状態が良ければ7〜8年と長く楽しむことができます。

保管状況にもよりますが、気温の低いヨーロッパなどでは10年ほど美しい状態を保ったまま保管することもできるようです。

永遠に枯れない「魔法のお花」とは言われているものの、実はその寿命は長くて10年前後であることも少し覚えておくといいかもしれません。

 

プリザーブドフラワー を綺麗に長持ちさせるための補完方法とは?

1 水やりは絶対に避ける!

 

プリザーブドフラワーは生花ではないので、お水をあげる必要はありません。

水をかけてしまうと、お花に染み込ませた色素が溶け出し色移りしてしまう可能性もあるので、水やりを行ったり雨が当たる場所には置かないよう注意しましょう。

 

2 置く場所、気温、湿度に注意する!

 

先ほどお伝えしたように、プリザーブドフラワーは、保管方法によって綺麗なまま保てる期間が変わってきます。

●直射日光や強い光に長時間当たらない場所

●湿度30%〜50%で乾燥しすぎない場所

●温度22℃以下の高音でない場所

●風通しの良い場所

 

このような場所はプリザーブドフラワーを綺麗に保つために適している場所と言えるので、玄関やリビングルーム、寝室、客間、階段、廊下などの飾り場などがおすすめです。

しかし、玄関に置く場合は、梅雨時期や雨の日など濡れた傘やレインコートを近くに置いたままにして、湿度が高くなりすぎないよう注意することが大切です。

また、お風呂場や洗面台、キッチンなどの水まわりは湿度が高くなりやすいので、あまり適しているとは言えません。

どうしても置きたい場合は乾燥剤と一緒にクリアケースに入れるなど工夫して見ましょう。

 

3 きちんとホコリの手入れをする!

 

透明なガラスケースやクリアケースなどに入れて保管する場合は、ケースを拭けばホコリを取り除くことができますが、そのまま飾る場合は、およそ2〜3週間ほどでホコリがついてしまいます。

プリザーブドフラワー はとてもデリケートにできているため、そのまま手で払おうとすると花びらが破れてしまう可能性が高いです。

そこでおすすめなのが、風を吹きかけてホコリを吹き飛ばすお手入れ方法です。

柔らかいブラシなどでホコリを払うお手入れ方法もありますが、風を吹きかけることで直接花びらに触れなくてもお手入れができるので、花を傷めることなくホコリを取り除くことができます。

中でも、「エアーブロアー」と呼ばれるカメラなどの精密機器を掃除するときに使用するグッズは、細かい隙間にも優しい風が届き、丁寧にホコリを取り除くことができるのでとてもおすすめです。

 

まとめ

いかがでしたか?

プリザーブドフラワー が人気の理由、管理方法などが少しでもお分かりいただければ幸いです。

また、贈り物としてプレゼントする際は、お花を渡すときに管理方法やお手入れ方法を一緒に伝えることで、受け取った方も管理がしやすく長期間綺麗な状態を楽しめると思います。

ぜひご自分用、贈り物にぴったりの一品を見つけて見てください!

投稿者プロフィール

佐藤玲菜(ohananomachi)
佐藤玲菜(ohananomachi)
佐藤玲菜(さとう れいな)
群馬県出身。1993年生まれのプリザーブドフラワーデザイナー。
学生時代より好きを仕事にしたいとの思いから、24歳で仕事を辞め、個人事業主としてオリジナルブランド「ohananomachi(おはなのまち)」を立ち上げる。
渋谷・横浜・池袋などの百貨店にて作品販売やワークショップを行ったり、オーダーメイドであなただけの大切な一品をお作りしています。
好きを仕事にしたい人に向けて、過去の経験や女性が幸せに生きるための情報も発信中。
好きなことは、ものづくり、ライブや舞台に行くこと(嵐・ABC-Z・aiko)、海外旅行。
好きな映画は「LALALAND」。

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